2023年11月27日時点
困っている子どもがいるのなら、誰の子どもであっても助け、育てることが、人間が人間であることを意味します。「我らの子ども」として、社会で育てていけるようにするための基盤として「OUR KIDS 基金」を立ち上げました。
子どもには、応答してくれる身近な大人の存在が大切になります。プロジェクトの中核となる児童養護施設は、小規模な生活単位を実現し、あたらしい「家族」、子ども自身が「我が家」と呼べるような関係と空間をつくります。
また、ソトの大人が気にかけてくれて、かかわりを持ってくれることが、子どもの可能性を引き出します。地域の方々や企業の皆様に継続してかかわっていただけると、子どもの成長が豊かになります。そして、お金による寄附には意味と効果があります。お金によって子どもの学業や社会的なパフォーマンスを向上させることができます。現行の子ども福祉では実現できない当たり前の暮らしと、より良い未来の選択肢のためにご支援をお願いいたします。
1978年千葉県生まれ。東京農業大学農学部卒業。日本社会事業大学研究科修了。千葉大学大学院修了。2001年社会福祉法人福祉楽団設立、現在、理事長。2012年株式会社恋する豚研究所設立、現在、代表取締役。
いてもたってもいられませんでした。私は21年間、県の職員として子ども福祉の分野で働いてきました。児童相談所に併設の一時保護所は、家に帰ることが難しい、虐待を受けた子どもで溢れています。部屋では定員の倍の子どもが寝ていました。子どもの受け皿となる生活の場が不足しているのです。
私は児童相談所を辞めました。そして、このプロジェクトを立ち上げ、児童養護施設を創設することを決意しました。
一時保護所のガラスを毎日割っていた暴れん坊のあの子。暴力にみちた家族のもとに帰る不安を抱えていました。児童養護施設に入所して、安全な居場所が見つかると落ち着きを取り戻し、ガラスを割ることもなくなりました。当たり前の生活の積み重ねこそが回復となります。味噌汁の煮立つ音とにおいが漂う夕暮れ、一人で泣ける個室、気持ちのいいベッド、そういう当たり前を取り戻す支援をしていきます。
たくさんの人、社会、企業とのつながりが、困難を抱える子どもたちの生きる希望につながります。ご支援をお願いいたします。
1976年群馬県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。2000年千葉県入庁、児童分野の専門職として従事。2021年社会福祉法人福祉楽団入職、包括的な相談支援を行う。現在、実籾パークサイドハウス開設準備室長。
親から虐待されている子どもや、親の死亡や行方不明などで養護する大人がいない子どもが入所し、生活する施設です。2023年3月現在、全国に610施設あり、約2万3千人が暮らしています。継続的な相談支援も行います。
子どもの生命、身体に危害が及ぶ恐れがある場合に、子どもを一時的に保護する施設です。生活の場所を提供するほか、学習の支援なども行います。生活のあり方を検討し、親子関係の支援も行います。
親が病気になったり、出産や仕事で育児ができないときに、子どもが短期間お泊りできる施設です。親が育児に疲れたときに、親の休息のためにも利用できます。育児の相談を受けたりすることで虐待の防止にもつながります。
子ども福祉は深刻な課題を抱えているにもかかわらず、国の予算は十分ではありません。介護保険の給付費は年間約11兆円、障害福祉サービスの関係予算は年間約1.8兆円です。これに対して、子どもの社会的養護の国の予算は約1,700億円にとどまります。子どもの生命と生活のために早急なアクションが必要です。
2001年からの20年間で子ども虐待の通報件数は8.9倍に増えています。児童相談所が対応した子ども虐待は年間207,660件(2021年度)で、およそ2分間に1 件の虐待が発生しています。
出典:「令和3年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数」(厚生労働省)
虐待が起きる環境や背景が複雑化し、家庭環境の調査に時間がかかる傾向があります。また、親や保護者のもとに戻ることができない子どもの生活を支える児童養護施設や里親が不足しているため、一時保護所に子どもが滞留しています。
出典:「令和4年度 全国児童福祉主管課長・児童相談所長会議資料」(厚生労働省)
⼀時保護所で⼦どもが⾃由に寝転がったりするなどリラックスできる空間があるかを聞いた調査では、約半数が「ない」となっています。「ある」と回答しているところでも、体育館のような場所も含まれており、家のリビングのような場所がない一時保護所が多い現状です。
出典: 「一時保護所の実態と在り方及び一時保護等の手続の在り方に関する調査研究報告書」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
子ども時代に虐待を受けた経験は、その後の人生にも大きな影響を与えています。社会的養護のもとで育った子どもの自殺率は、そうでない子どもの183倍となっています。施設を退所した後も、相談できる人や、いつでも帰れる「実家」のような場所が必要です。
出典:「2017年 社会的養護のアウトカムに関する系統的レビュー」(日本財団)、「人口動態統計月報年計」(厚生労働省)
現行制度では、高校を卒業すると、受けられる支援が少なくなります。また、高校生のときに、経済的な理由からアルバイトをしなければならない子どもも多く、部活動や学習塾の時間を十分に確保することができないという実態があります。
出典:「社会的養護の現況に関する調査」(厚生労働省)及び「学校基本調査」(文部科学省)
スマホは子どもの生活においても欠かせないインフラです。遊びや勉強やコミュニケーションにスマホが不可欠となっている現在、児童養護施設で暮らす子どもの3割以上が、経済面や通信環境がないなどの理由で、いまだにスマホを持つことができない状況です。
出典:「令和2年度青少年のインターネット利用環境実態調査」(内閣府)及び「児童養護施設に入所している高校生のスマートフォン等の所持に関する調査」(スマホ里親ドットネット)
私たちは、千葉県習志野市に、児童養護施設や一時保護所など、子どもを包括的に支援する拠点「実籾パークサイドハウス」を整備します。子どもの暮らす家は、小規模で家庭的なものとし、隣接する公園の利用者や近くの高校、大学の学生が自由に行き交い、交流が生まれる工夫をします。子どもが地域社会の中で育ち、大人になっても、いつでも帰って来られる場所をつくります。「我らの子ども」として成長の過程を支援し、伴走しつづけることが私たちの使命です。
その他、子どもに関する相談窓口、里親の支援などを行います。
〒275-0003
千葉県習志野市実籾本郷630番地ほか
千葉県立実籾高等学校 正門前
習志野市「屋敷近隣公園」隣
京成電鉄本線「実籾」駅から徒歩13分
福祉施設はどうしても、管理や安全性への配慮から閉じた施設になってしまいがちです。しかしそれでは、そこで暮らす人びとも地域から切り離されてしまいます。「実籾パークサイドハウス」では、さまざまな事情を抱えた子どもたちが「施設で」ではなく、「普通の家で」暮らすことができるような場所を目指しました。そのために、戸建住宅のような佇まいや自然と通り抜けられる外構、多世代の人が一緒に過ごせる設えなど、随所に工夫を凝らしています。この場所が地域と子どもたちを結ぶ家となって、子どもたちの成長を支えていくことを期待しています。
2013年設立。ツバメアーキテクツは、ただ建築のデザインをするだけではなく、「今、ここに、どんな空間をつくるべきなのか」その前提となる枠組みから共に考え、活動を行う建築設計事務所です。
社会や大人の都合によって奪われてしまった、子どもの当たり前の権利や生活を保障し、持てる力を最大限に発揮できるように環境を整え、サポートしていかなければなりません。しかし、これらの取り組みを実践するには、現行の福祉制度や補助金だけでは足りません。
すべての子どもに
新しい下着を
青春にスマホは必須!
みんなが持てるように
持てる力を発揮
できる機会保障を
アルバイトをしなくても
部活や学習に集中できる環境
退所後のケアをする
ソーシャルワーカー
大人になっても
「実家」のような居場所を
海外留学だって
選択肢にできるように
「OUR KIDS 基金」の取り組みは、国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の重要な目標(SDGs)を実現するためのアクションです。特に子どもに大きく関連する4つの目標を実現します。
子どもの権利の尊重及び確保の観点から必要となる事項を規定した条約で、1989年の国連総会で採択され、日本は1994年に批准しています。2023年4月に施行された「こども基本法」の基本理念になっています。
「実籾パークサイドハウス」が取り組む子どもへの支援は、現行の社会保障制度や子ども福祉制度では実現不可能です。子どもの当たり前の権利や生活を守るために、社会のより良い未来のために、「OUR KIDS 基金」を創設しました。皆様からのご寄附をお願いいたします。
※上記の事業費には、併せて整備する高齢者施設、および職員住宅の費用は含まれていません。子どもの施設整備のみに必要な費用です。
※施設整備費には、設計管理費、敷地外開発工事、設備備品の費用を含みます。
個人や法人、団体を問わず、「建設サポート寄附」と「ライフサポート寄附」のどちらにもご寄附いただけます。
法人で100万円以上の寄附をご検討の場合は、全額損金算入ができる寄附制度があります。共同募金会の「受配者指定寄附金制度」(※) に申し込み、審査・承認がされた場合のみ、全額損金算入が可能になります。
ご利用には事前の審査があります。寄附申込書にご記入のうえ、福祉楽団コーポレート統括部へメールか郵便でお送りください。
寄附申込書をダウンロード※受配者指定寄附金制度| https://akaihane-chiba.jp/smarts/index/39/
所得税の寄附金控除または税額控除が受けられます。税額控除を選択される場合は、当法人からの寄附金の領収書と『税額控除に係る証明書』が確定申告の際に必要となります。
下記の口座でお受けしています。領収書をご希望される場合は、福祉楽団コーポレート統括部までメールでご連絡ください。
京葉銀行 幕張支店
普通 5547823
社会福祉法人福祉楽団
フク)フクシガクダン
「OUR KIDS 基金」専用の払込取扱票をお使いください。下記の口座でもお受けしています。
郵便振替
口座番号 00180-8-762018
加入者名 社会福祉法人 福祉楽団
土地や物品によるご支援をいただける場合は、福祉楽団コーポレート統括部までお気軽にご相談ください。
〈電 話〉043-307-2828
〈メール〉our-kids@gakudan.org
〈郵 送〉〒261-7112 千葉県千葉市美浜区
中瀬二丁目6番地1
WBGマリブイースト12階
〈担 当〉福祉楽団 コーポレート統括部
〈担当〉福祉楽団 コーポレート統括部
向後(こうご)
篠塚(しのつか)
「こうでなければならない」「こうあるべき」効果的ではない関わりによって、子どもたちはとても傷付きます。子どもたちが「こうなりたい」と夢を持てること。その夢に向かって自由に選択ができる幸せを用意してあげましょう。様々な理由で帰る「家」がない子どもたちに、当たり前の暮らしを用意する「実籾パークサイドハウス」を応援しております。第4回ワールドベースボールクラシック(WBC)で世界一を奪還した侍ジャパンは、一流の選手達が全力でプレーすることで「感動を与える」という目的を達成してくれました。一人ひとりができることに当事者意識を持つことで、社会と暮らしは良くなるでしょう。
1961年香川県生まれ。2023年ワールド・ベースボール・クラシック「侍ジャパン」のヘッドコーチを務めチームを世界一に導いた。
私は高齢者介護の仕事に従事してきましたが、高齢者施設は長く閉じた環境に置かれてきました。それは児童養護施設も同様だと思います。「子どもを地域で育てる」少子高齢社会の今だからこそ、「私たちの子ども」として社会で育てていく、そんな環境がますます求められています。人との距離は「知らないこと」から生まれます。子ども達に手を差し伸べたくても、どう関わっていいか分からない、ということもあります。さりげなく身近にいて、関わりたいときに関われる、そんな環境がつくれることが必要だと思いますし、ここでどんな個と個の物語が生まれるのか?今からとても楽しみにしています。「OUR KIDS 基金」の取り組みを応援しています。
介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員。大学卒業後、介護の道へ。介護業界での対話の場の必要性を感じ、ケアマネジャーとして勤務しながら「未来をつくるkaigoカフェ」をスタート。著書に「介護を変える 未来をつくる ~カフェを通じて見つめるこれからの私たちの姿~」(日本医療企画刊)「Re:CARE~ポストコロナ時代の新たなケアのカタチ(共著)」(日本医療企画刊)
福祉楽団 理事長の飯田大輔さんが私の研究室に面会にこられたのは、彼が大学院生の時。廣井先生のゼミで私の本に出会い、わざわざ会いに来られた。その時は、実際に福祉の仕事をやりながら学び続けているという話をうかがった。その後、折に触れ、ニュースレターやハムなどが届き、進捗状況を教えていただいている。今、日本に必要なことをきっちり考え、食の安全保障、介護、子育て支援、障害者の福祉、等々の(労多くして利益の薄い)事業に着々と手を広げて行く様子が分かり、すごいなあと感心させられるばかり。福祉楽団や恋する豚というネーミングが示すように、そんなすごいことを、肩を怒らせずに進めているところが私好みで、これも応援したくなる理由である。
主な著書に『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』中公新書
This wonderful project is a pioneering effort to improve the lives of children who need better support and a better start in life. 'Our Kids' means OUR Kids - and our kids need OUR support now. This is a national model for child support that gives everyone an opportunity to participate while giving our children a renewed sense of community hope and love. The Our Kids project creates a practical way to make children feel valued and strong once again - for a fresh start, a new life, a better life.
施設の子どもたちに、『家庭』を経験してから社会に出るというお手伝いが出来たら…が、私が里親になりたいと思った理由でした。20年前の私が入手できた偏った情報からの思いです。身近に施設がなかったので真実を知る由もなかったのでしたが。「実籾パークサイドハウス」は、里親も施設も一緒になって子どもたちのために何か出来るんじゃないか?と期待させてくれる所だと思っています。こんなステキな施設が市内にできるということにワクワクしています。里親も施設の職員も向いている方向は同じだと思っています。一緒に子どもたちのために頑張りましょう。
遺児救済の「あしなが運動」はこの半世紀で1,120億円を募り、12万人の遺児を高校・大学等へ進学させることができました。その一人が「実籾パークサイドハウス」施設長予定者の藤堂君です。彼は私が1978年に開設した遺児学生寮「心塾」の塾生でもあり、後輩遺児支援のため全国学生募金運動のリーダーとして活躍しました。自身の体験から人の心の痛みが分かり、志の高い藤堂君らの取り組みは、真に子どもたちの未来を拓く事業になるものと確信します。何卒ご支援ください。
1935年、大阪府生まれ。母親の交通事故死から被害者の救済問題を提起し、日本初の交通評論家に。1967年から始まった遺児救済運動の創始者。
人間の冒険心とは、社会的な愛情の中で育まれると私は思っています。OUR KIDS基金の活動は、社会の中でこぼれ落ちそうになる子どもたちに、できる限りの愛情を担保しようという素晴らしい活動だと感じます。子どもたちを育む土壌に、愛情という栄養を与え、将来必ず、素晴らしい実りとなるはずです。みんなでこの取り組みを応援しましょう!
1977年神奈川県生まれ。2018年、日本人初の南極点無補給単独徒歩到達に成功。第22回植村直己冒険賞受賞。
20代の半ば、僕はゲストハウスを経営していた頃がありました。様々な国からやってきた人が集う場所には、時折家出してきた、行き場のない子が滞在していることもありました。文化の違う大人たちと交流するのが新鮮で楽しかったという声を聞きました。僕自身は全く良い家主ではなかったのですが、振り返れば場所づくりをしていたんだなあと思います。開かれた場所で、認められて育つこと。子どもたちが良い人生を送るための新しい場所づくりにチャレンジする福祉楽団を心から応援します。
「微生物たちの目に見えない働きを、デザインを通して見えるようにすること」を目指して世界各地の醸造家たちと様々なプロジェクトを手掛ける。著書に『発酵文化人類学』など。
単身世帯が増えたり、ヤングケアラーが社会問題になる現代日本社会。これまでの社会の仕組みでは支えきれない人々を支えるために、どうやったら家族を〈コモン〉にすることができるか、私も考えてきました。そんななかで、飯田さんの「実籾パークサイドハウス」は本当に重要な試みだと思いますし、私も心から応援していますし、新しい実践から私も学びたいです。
1987年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は経済思想、社会思想。邦訳『大洪水の前に』(角川ソフィア文庫)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。近刊は、発売即15万部突破の『ゼロからの『資本論』』(NHK新書)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。
千葉県でフードバンク活動を始めて10年以上が経ち、県内200以上の支援機関と連携しのべ2万世帯への食料支援を行ってきました。また、母子支援施設や児童福祉施設、近年では子ども食堂などへの支援も行っています。様々な事情で家族の支援が受けられない子どもの成長・自立には多くの困難があります。「実籾パークサイドハウス」は、困っている子どもたちに、制度の隙間を超えて手を差し伸べられる新しい形の施設として期待しています。地元千葉の福祉のために力を合わせていきましょう。
芸術を愛する人間も「生物」の1種です。人間の乳児は、「社会」と「自然」にケアされケアしつつ、多少の困難の中でも自立する術の基礎を青年期までに身に付けようとします。心地良い居場所ともなる開かれたケア環境で育った子どもたちは、将来、その体験を「社会」と「自然」に喜んで還元するでしょう。困難を抱える多様な子どもにまずは居場所を提供して、ケアし合う自立した仲間が育つ開かれた環境を創造する「実籾パークサイドハウス」の活動が拡がることを応援します。
1943年生まれ。園芸学部長、環境健康フィールド科学センター長を経て、2005~2008年千葉大学学長。
「実籾パークサイドハウス」は、こどもたちを「我らの子ども」としてみんなで育てていくという理想を実現しようとしています。ここには、児童養護施設、一時保護所、子どものショートステイとならんで、高齢者グループホームや障がいのある子の放課後デイサービスもあって、異なる世代が共にくらし、地域の人々の活動の拠点にもなるよう設計されています。ここを退所した後も、相談できる人や、いつでも帰れる「実家」のような場所になります。子どもたちを多くの人々の愛情のなかで育てようという理想が、この場で実現するために、ぜひ、みなさまのご支援をいただきたいと思います。
私は30年近く大学で教鞭をとってきたが、その中でもっとも印象深い学生の一人が飯田大輔さんである。飯田さんは「ケア」という営みのもつ創造性(クリエイティビティ)についての修士論文を書いたが、きわめて先端的な内容で、時代のはるかな先を歩んでいた。そしてケア、農業、アートを融合させた「恋する豚研究所」に象徴されるように、飯田さんは常に福祉あるいは社会づくりの新たな道を実践的にひらいてきた。その飯田さんがこのたび「実籾パークサイドハウス」の建設を始め、また「OUR KIDS 基金」を創設された。心から応援させていただきたい。
元気があれば何でもできると思っています!将来を担っていく子どもたちの為に、健やかに成長していける環境づくりと、より多くの元気を与えられるよう「OUR KIDS 基金」を応援しています。私もサッカー界から元気を与えられるように引き続き精進して参ります。共に明るい未来を築き上げていきましょう!
人は何? 人は何にでもなれるから人なのかな? なんで何にでもなれるのかな? 人は生まれた時はひとりでは生きていけないから、誰かに育ててもらわないと、一日一日過ごしていけないから...だから、人は育っていく時の周りにいる誰かによって何にでもなれるし、何ものにもなってしまう。誰かは誰かを育てているし、誰かは誰かに育ててもらっている。人は人を育てることができるから人。人は人に育ててもらうことができるから人。
アーチスト。1958年岐阜県生まれ。ひとりひとりの差異を魅力と捉えるアートの特性を多様性ある社会の基盤にしていく活動を展開中。現在東京藝術大学長。
福祉楽団さんの「OUR KIDS 基金」を心より応援いたします。今回開設を目指す児童養護施設は、子どもたちが安心して過ごせる場所となるだけでなく、今までの子ども福祉の限界を越え、開かれた家族を築くための大切な取り組みです。どうかこの素晴らしいプロジェクトにご協力いただけますようお願い申し上げます。未来を担う子どもたちが、安らぎと愛に包まれた家庭的な環境で育つことができるよう、一緒に応援していきましょう。
1971年生まれ。愛媛県今治市出身。1997年サイボウズ株式会社創業。2005年より現職。
「OUR KIDS 基金」の活動を心から応援しています。子どもたちは私たちの未来を担う存在であり、彼らが安心して成長できる環境を提供することは、社会全体の責任です。この施設は、その責任を果たすための重要な一歩となるでしょう。デジタル時代でも、子どもたちが自分自身を表現し、自由に考え、夢を追い求めることができる物理的な居場所が必要です。それは、彼らが自分自身を理解し、自分の能力を信じ、自分の人生を自分で切り開く力を育む場所です。この施設が、そんな場所となることを願っています。
メディアアーティスト。筑波大学図書館情報メディア系准教授・デジタルネイチャー開発研究センターセンター長。京都市立芸術大学客員教授。金沢美術工芸大学客員教授。
「実籾パークサイドハウス」は、さまざまな事情で、帰る家がなく、頼る人もいない子どもたちのためのお家です。
東京に近い地域には土地がなく施設の整備が進んでいませんでしたが、そうした中で、この「ハウス」が実現したのは画期的なことです。この新しいお家で、子どもたちが、一刻でも早く、健やかに育つ環境が出来るよう期待し、応援しています。同時に、習志野市民はもちろんのこと、千葉県の多くのNGO/NPOを始め、各種の団体、企業、行政も一緒になって、支援し、応援して欲しいと願っています。
1932年カリフォルニア州生まれ。東京育ち。1989年参議院議員初当選。2001年から千葉県知事(2期8年)。
福祉業界を牽引する福祉楽団が、こんどは児童福祉の「あったらいいな」を詰め込んだ『実籾パークサイドハウス』をつくると聞き、この素晴らしいプロジェクトのスタートに心からワクワクしています。里親養育支援もされるとのこと。多様な子どもたちの多様なニーズに応えられるものになること間違いなしです!
民間企業の会社員から児童福祉の世界に飛び込み、児童自立支援施設、児童養護施設の職員を経て児童相談所の児童福祉司となる。里親会会長、児童福祉司、一般社団法人代表理事と3足の草鞋を履く。
実籾パークサイドハウスの構想をお聞きし、「当たり前を、当たり前に」、そして「開かれた施設」であると感じました。私が4年間暮らしていた施設は閉じられた感覚があったので、地域・社会とひと続きの施設を実現してもらいたいです。「子どもの可能性を閉ざすことなく、大切に」理念を掲げるだけでなく、実践できる仕組みづくりを目指してもらいたいです。前例にとらわれず挑戦していく姿勢に期待しています。
虐待を受けて児童養護施設に入所。大手HR企業でデザイナー職をしながら、大学在学時に合同会社トンボという会社を立ち上げ、児童養護施設などの採用支援をする「ALLHOME」という事業をつくっている。
虐待に苦しむ子どもの命や追いつめられた親を救いたくても、相談件数の多さや職員不足、場所の確保など、子育てにかかわる問題は山積しています。そんななかで、児童養護施設や一時保護所、児童家庭支援センターとまさに必要とされているニーズに幅広く対応しようとしている真摯な姿勢に希望を感じました。この取り組みをみんなで応援することで、子どもたちの未来をより良い方向に変えていけたら嬉しいです。
【写真中央】山本昌子(ボランティア団体「ACAプロジェクト」代表)【写真右】ブローハン聡(一般社団法人コンパスナビ)【写真左】西坂來人(映像作家・絵本作家)。児童養護施設出身の3人で、社会に向けたアクションを提案するYouTube番組『THREE FLAGS』を運営。
子どもが保護される件数は、全国で年間2万6千件以上。困難を経験した子どもの受け皿が不足しているために、一時的な保護が1年以上も続くことや、不安を抱きながら家庭に戻り、再び困難に陥ることがあります。逆境を乗り越え、自らの人生を歩んでいくためには、安心できる育ちの場が必要です。地域に開かれた「実籾パークサイドハウス」が、子どもへの信頼の眼差しに満ちた、素敵な「家」になることを信じています。
1988年千葉県生まれ。小学校卒業後、里親家庭、児童自立支援施設、児童養護施設で暮らす。大学院修了後、公立中学校教員を経て現職。
川上嘉明、向後仁志、本宮曜、原田祐馬、小河光治、片山智美、向後保雄、堀田聰子、木内智紀、髙栖久美、梅澤明子、石井秀則、御代田太一、椎名アサ子、鶉領太郎、永嶋布美、本川達雄、星川望、今井丈仁、真田雅、久米隼人、志賀久美子、鈴木麻紀、今西邦仁、斎藤幸平、本橋新一郎、光城元博、高野麻結子、石久美、松井周星、小田卓也、勝又恵里子、久古賢一、松原由美、髙木達恵、田中一平、井上由起子、大久保夏樹、田中耕太、畔蒜真知子、小山田桃香、興梠光冠、吉田奈美子、吉田拓実、奥津雷三、澤田麻里子、吉田雄、木川俊哉、宅間厚、金井一薫、高瀬比左子、金井圭、宮野悠里、松井秋美、税理士法人フロイデ 深田誠、粂文野、森啓祐
株式会社富野工務店、株式会社ウーレン、アーク日本株式会社、株式会社Mode Collection、hair&face Little Leaf、hair&face ef
その他お名前の非公表など 25名
[2023年11月27日時点]
※順不同・敬称略
千葉県と埼玉県で福祉事業を実施している法人です。子ども・障害者・高齢者・生活困窮者など分野横断的に事業を行っています。制度の「スキマ」をなくせるように創意工夫をもって独自の事業を展開していくことを大切にしています。
[法人名] 社会福祉法人福祉楽団
[代表者] 理事長 飯田大輔
[主たる事務所] 〒261-7112千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBGマリブイースト12階
[所轄庁] 千葉県
[事 業] 児童福祉事業・障害福祉事業・介護保険事業・生活困窮者支援事業等
[ホームページ] https://www.gakudan.org
埼玉県や千葉県で子ども食堂を行っているほか、障害のある子どもの放課後等デイサービスなどを実施しています。子どもからのLINE相談や、学校内に出向いて居場所づくりの支援なども行っています。
さまざまな理由で働きづらさを抱えた人の就労支援に特に力を入れています。農業や林業、木工、施設内の清掃など多岐にわたる仕事づくりを行っています。
生活に困窮している人からの相談を受けたり、生活支援を行っています。地域を歩いて話を聞き、待ちの姿勢ではない相談支援を行います。
3つの特別養護老人ホームを実施しているほか、訪問介護、デイサービス、認知症対応型グループホームなども行っています。地域の高齢者が集まってランチを食べる「ごはんの日」を定期的に開催しています。
OUR KIDS 基金
実施主体:社会福祉法人福祉楽団
〈所在地〉 〒261-7112 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1
WBGマリブイースト12階
〈電 話〉 043-307-2828
募集責任者:理事長 飯田大輔